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ガンダム00N 第5回01

機動戦士ガンダム00N
時は二十四世紀、科学技術が高度に発達しても、世界から紛争は消えない。
人々の日常の中にも、そうした戦いの片りんが垣間見える。
戦場と日常は、切り離すことの出来ない陸続きの関係にあるのだ。

STAFF
Concept Leader 水島精二/黒田洋介(スタジオオルフェ)
Visual Works 海老川兼武/柳瀬敬之
  鷲尾直弘/寺岡賢司/福地仁
  角田一樹/長崎健司/千葉道徳
Text Works 千葉智宏(スタジオオルフェ)
Original Story 矢立肇・富野由悠季
3D Model 電撃ホビーマガジン
Collaboration バンダイホビー事業部
Production サンライズ

 我がユニオンの加盟国の一つである「日本」は、地理的にはユーラシア大陸に近く、人類革新連盟の支配エリアに隣接した島国である。その地理的な条件もあり、この国は、他のユニオン加盟国とは、大きく違った独自の文化を持つ。彼らが使う「日本語」の、「ひらがな」や「カタカナ」の記号としての美しさは、アメリカ合衆国のみならず、世界的にも広く認知されており、それを使った装飾は、古くから一定の周期でブームが来るほどだ。
 日本がユニオンに加盟した歴史的なきっかけは、今から三百年以上前に起こった世界大戦に由来する。こう書くと、まるで日本とアメリカが同盟国として共通の敵と戦ったのだと勘違いする人も多いだろう。しかし、それは間違いである。事実はまったくの逆であり、実はこの大戦では、両国は敵対する関係にあった。戦いの結果、日本は敗戦国として一時的にアメリカ合衆国の管理を受けることになり、それをきっかけとして、両国の関係は深まったのだ。
 その当時の人々が日本にどのような感情を持っていたのかは、断片的に残された資料でしか、うかがい知ることは出来ない。それでも、当時から現在にいたるまで、日本という国が持つ独自の文化に、ユニオン加盟国の国々のすべてが魅了され続けている事実は、揺るがし様がない。

  今回、我々の取材目的は、日本において、はじめて完成したモビルスーツ“ユニオンリアルド一号機”だった。アメリカ合衆国で設計された機体が、日本の高い技術力でどのように新たな生命を吹き込まれたのか。取材をはじめた時には、そこに興味があった。実際、完成した機体は、非常に高い性能を持ち、日本のメーカーによって独自開発された装備類にも、目をみはるものがあった。こうした高性能に仕上げられたモビルスーツは、本来なら我々の最高の取材対象となったはずだ。
 ところが、機体のお披露目の式典に参加した我々の興味は、式典そのものに引きつけられた。率直に感じたままを書けば、それは式典ではなく、儀式であった。完成した機体の前に集まった関係者たち。彼らの視線の先にいるのは、「KANNUSHI(神主)」と呼ばれる、神に仕えるシャーマンだ。神父ではない。日本の神はキリスト教の神とは別の存在であり、なんとその数が八百万を超えるというのだ。さすがにこれだけの数が居るため、日本ではすべての物に神が宿ると考えられている。それは我々には理解しにくいが、おそらく精霊に近いものだと考えればよいのだろう(宗教の専門家から見れば間違った解釈かもしれないが、ここでは正しい宗教を講義したいのではない。実際に目にしたものの感動を伝えるのが目的である)。
 伝統的な着物を身につけた彼は、邪を払うための儀式「GOKITO(御祈祷)」をユニオンリアルドに対して行った。飾り付きの木の枝を振り祈る。さらに、完成したばかりの機体にも日本独自の装飾が付けられていた。塗装前でカーボン製の装甲がむき出しになった真っ黒な機体。その腹のあたりに「YOKOZUNA(横綱)」のような装飾があった。それが何のためのシンボルであるのか、あとで日本人スタッフに確認してみたが、明確な答えは得られなかった。日本人がその意味を知らないはずはないため、それについて語ること自体が、禁止されているのかもしれない。我々は最新モビルスーツの取材の中で、古代から伝統的に伝えられてきた日本の儀式を目撃することになった。それはまさに神秘的で歴史的なセレモニーであったと言えるだろう。

 ※ユニオン情報通信サービス社の記事より抜粋
 右:日本の工場で生産されたユニオンリアルド一号機。アメリカ合衆国から派遣された通信社のカメラマンにより撮影された。ちょうど神主による御祈祷が行われている。


テーマ : 機動戦士ガンダムOO
ジャンル : アニメ・コミック

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Author:rikko83
今、ガンダム00が気になる存在になってしまいました。
グラハム・エーカー幸福至上主義
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